バイクのエンジンオイル交換をマスターしよう!必要なものと手順を解説

バイクのエンジンオイル交換をマスターしよう!必要なものと手順を解説

エンジンオイルの交換は、バイクの性能維持に欠かせないメンテナンスです。
ショップなどに任せている方もいると思いますが、基本のメンテナンスの一つなのでぜひマスターしておきましょう。
今回は、エンジンオイルの役割や種類、オイル交換に必要なものや手順について解説していきます。

【目次】

当ページの内容については、お客様のためのお役立ちコラムとして連載しておりますが、当社はバイクパーキングの運営会社ですので、ページ内容に関する個別対応はいたしかねます。

エンジンオイルの役割

エンジンオイルはバイク本来の性能を発揮するため、そして、エンジンを守りバイク自体の寿命を長く保つために欠かせないケミカルです。
エンジンオイルの主な役割としては「潤滑」「冷却」「洗浄」が挙げられます。

潤滑

エンジンの内部では、金属のパーツ同士が常に擦れ合っています。
エンジンオイルがパーツの間に入り込むことによってパーツの摩耗を防ぎ、エンジンのスムーズな回転を助けます。

冷却

エンジン内部をエンジンオイルが循環することで冷却し、内部の温度が上がりすぎないようにします。
これにより、オーバーヒートによるエンジントラブルを防ぎます。

洗浄

エンジンオイルには、金属のパーツ同士が擦れ合うことで出る細かい鉄粉や、ガソリンが燃えるときに発生するススなどの汚れを洗い流す働きがあります。
エンジン内部をきれいに保ち、エンジンの故障を防ぎます。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルは大きく、「鉱物油」「化学合成油」「部分合成油」の3種類に分けられます。

鉱物油

鉱物油は、原油を蒸留して精製したスタンダードなエンジンオイルです。
3種類のなかで価格はもっとも安価ですが、劣化が早いのがデメリットです。
とはいえ、定期的にオイル交換をしていれば問題なくその役割を果たしてくれます。

化学合成油

化学合成油は鉱物油と同じ原油を使用しますが、不純物を可能な限り取り除いた純度の高いエンジンオイルです。
潤滑性が高いため寒い時期でもエンジンの始動性が良く、耐熱性にも優れています。
価格が高いのがデメリットだと言えるでしょう。

部分合成油

部分合成油は、鉱物油と化学合成油を配合することで双方の利点を生かしたエンジンオイルです。
性能や価格は混合比率によって変わってきますが、品質とコストのバランスが良いのが特徴です。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルの交換方法

エンジンオイルを定期的に交換することで、エンジンの不調やトラブルを防ぐことができます。
交換するタイミングは、3,000km~5,000kmの走行ごと、もしくは半年ごとに1回が目安になります。
どちらか先に来たタイミングで交換しましょう。

エンジンオイルの交換に必要なもの

バイクのエンジンオイル交換に必要なもの・工具類は以下のとおりです。

トルクレンチ

トルクレンチは、ボルトやナットを締め付ける際に使うレンチの一種で、トルク(締め付ける力)を管理できるレンチです。
ボルトやナットは締め付けが強すぎると破損してしまい、弱すぎると緩んでしまうため、重要な個所は「既定トルク」が定められています。
エンジンオイルの出口をふさいでいるドレンボルトにも規定トルクがあるので、締め付ける際はトルクレンチを使います。

メガネレンチなど

メガネレンチは、ドレンボルトを外すときに使用します。
一般的なオープンエンドレンチでも作業できますが、ボルトナメが生じないようにメガネレンチを使ったほうが良いでしょう。

オイルジョッキ

オイルジョッキは、新しいオイルを入れる際に使用します。
オイルの入り口は狭く、オイル容器から直接入れるとこぼれてしまうのでオイルジョッキを使いましょう。

新しいエンジンオイル

マニュアルなどで適正量を確認したうえで、新しいエンジンオイルを用意しましょう。

ドレンワッシャー

ドレンワッシャーは、ドレンボルトとエンジンの間でパッキンのような役割を果たすものです。
ドレンボルトを締め付けていくとドレンワッシャーがつぶれて、オイル漏れを防いでくれます。
ドレンワッシャーを付け忘れると少しずつオイルが漏れて、最悪の場合、エンジンが焼き付きを起こして動かなくなってしまいます。
また、古いドレンワッシャーはオイル漏れの原因になるので使い回しはせず、必ず新品に交換しましょう。

廃油処理パック

交換後の古いエンジンオイルは、専用の廃油処理パックで処分しましょう。
通販などで、数百円程度で購入できます。
商品によって処理できるオイルの量が違うため、適正量のものを購入します。
廃棄する際は、お住まいの自治体で定められた処理方法に従ってください。

エンジンオイルの交換はエンジンが暖まっているときがおすすめ

エンジンオイルは暖まると軟らかくなり、冷えると硬くなる性質があります。
軟らかい状態で交換をしたほうがオイルの抜けが早く、オイル残りも避けられるので効率的です。
そのため、エンジンオイルを交換する前に数分間、暖気するのがおすすめです。

ただし、あまり長く暖気しすぎるとオイルの温度が上がりすぎて、交換する際に火傷をするおそれがあります。
バイクを運転した直後のオイル交換も、同じ理由で避けるべきです。

エンジンオイル交換の手順

バイクのエンジンオイルは、以下の手順で交換します。

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ドレンボルトの位置を確認して、その真下に廃油パックを置きます。
レンチを使ってドレンボルトを緩めたら、あとは手でクルクルと緩めていきます。
ドレンボルトが外れると勢いよくオイルが出てくるので、手にかからないように素早く手をどかしましょう。

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外したドレンボルトに付いているドレンワッシャーを新しいものに交換します。
エンジンオイルが抜けるのを待つ間に、新品をドレンボルトにセットしておきましょう。

ドレンボルトを締める

エンジンオイルが抜け切ったら、ドレンボルトを取り付けます。
まずは手で締めていき、手では回せないところまでいったらトルクレンチを使います。
マニュアルに記載されている規定トルクに設定して、ドレンボルトを締めましょう。

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フィラーキャップ(エンジンオイルを入れる口の蓋)を外し、そこにオイルジャッキをセットしたら、新しいエンジンオイルを入れていきます。
オイルを入れたら、量が適切かどうかをオイル窓やレベルゲージで確認します。

エンジンの側面にオイル窓がある場合は、バイクを真っ直ぐに立てた状態でオイル窓を見て、MIN~MAXの範囲にオイルがあればOKです。
オイル窓がないバイクの場合は、フィラーキャップに付いているレベルゲージを使います。
レベルゲージを拭き取ってから差し込むと先端にオイルが付くので、オイルが付いた位置で適正量かどうかを判断します。
オイルの量が適正であれば、フィラーキャップを締めてオイル交換は終了です。

エンジンオイルの交換方法

まとめ:エンジンオイルの知識を身に着けて愛車を快適に!

バイクのエンジンオイル交換は比較的簡単なメンテナンスですが、間違った方法で作業するとトラブルにつながってしまうこともあります。
手順や注意点を把握したうえで、正しく作業をしてください。

オイル交換などのメンテナンスは、できれば屋根のある広々としたスペースでおこないたいものです。ご自宅にガレージなどのスペースがない方は、ぜひアイドゥのバイク駐車場をご利用ください。屋内の駐車場で区画にもゆとりがあるので、落ち着いてメンテナンスをしていただけます。
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